『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』阿部 広太郎

本を読んで

最近ブログを始め、どうやって内容を伝えようかと考えているときに、
本屋さんでこの本を目にし、”言葉術”と言う単語に惹かれ読みました。

著者の阿部 広太郎さんは電通でコピーライターをやっており、
「今でしょ!」が話題になった東信ハイスクールのCMや
「生徒への檄文」篇の制作に携わっています。

この本は、阿部さんがこれまで10年以上の月日をかけてあがきもがき、
つかんできたすべてが、記されています。

本を読みはじめると、まず「”I LOVE YOU”を今のあなたならどう略します?」と、
問いかけがあり、「愛についての本なのかな?」と若干思いました。

読み進めていくと、言葉を伝えるにはただ、「伝える」だけではなく、
後で相手に思い出してもらえるように、伝える事が大事であると、
書かれていて、なるほどと思いました。

また、伝わる文章の書き方に句読点の打ち方について書かれていました。
実際に声に出して読んだときに、リズムよく、息継ぎしやすいように
句読点を打つと、読みやすくなる。

本の中に阿部さんが感心した句読点の打ち方が書かれており、
作家の絲山秋子さんが書いた「沖で待つ」の書き出しがあります。

「しゃっくりが止まら、ないんだ」

これを見て僕も「あ、すごい…」と素直に感心しました。

もう一つなるほどと思ったのが単語を並べるだけで、情景が浮かぶと言う内容があり、
例えば、”桜”、”子供”、”ランドセル”、”ドキドキ”、”親”、”先生”
と並べるだけで、入学式の情景が浮かんでくるかと思います。

単語一つ一つの意味をちゃんと知る事で、文章で情景を表現できる事が知れました。

最後まで読み進めると、最後に阿部さんからの励ましがあります。

言葉をどう書けばいいのか不安もあるのだと思う。だけど絶対大丈夫だ。
絶対とか軽々しく言っちゃ駄目だけど、絶対大丈夫。

才能とは、掛けた時間だ。
言葉にもしも才能が必要だとするなら、
これから生きていく限り時間を掛けて育てていけばいい。

– 阿部 広太郎

僕も本でこんなに励ましてくれるとは思わず、気持ちが和らぎました。

この本を読むことで、誰かのこころをつかむ言葉の考え方が見つかるので、

今、自分が言葉を伝えることに苦労している方、
文章を書くことに悩んでいて、書くための考えが欲しい方に、
おすすめしたいです。

コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術 – 阿部 広太郎 著
販売日:2020/3/5
出版:ダイヤモンド社
ページ数:320ページ