『通い猫アルフィーの約束』レイチェル・ウェルズ

本を読んで

通い猫生活を相変わらず満喫しているアルフィーでしたが、
ある日、日本から新しい住人がやってきました。
新しい住人はなんと猫を飼っており、
アルフィーにとっては初めての三毛猫の友だちでした。
初めての異国の猫にワクワクする一方、
三毛猫の”ハナ “は飼い主からなかなか外に出させてもらえませんでした。
飼い主も何やら問題を抱えている模様。
今回も息子のジョージと共に問題解決に奮闘しますが、
何やらアルフィー の周りで、どうにも気がかりなことが…

アルフィーシリーズも早いモノで今回で第5弾となりました。
前作から1年後のクリスマス前の舞台となり、ジョージも大人の猫に成長しつつあります。

今回の事件は僕が読んだシリーズの中では、
過去最大級の出来事かと思います。

これまでもアルフィーは大切な家族を守るために、
奮闘してきましたが、今回の事件はアルフィーにとっても、
心が砕ける程の厳しさと辛さのある出来事でした。

正直、僕も心を締め付けられる様な思いで読み進んでいました…

アルフィーはジョージの父親として本作でも一生懸命奮闘しますが、
作中でのジョージは大人に少しづつ成長しており、
アルフィーに対しても素っ気なく、まるで思春期の子供のような立ち振る舞いをします。

そんなジョージの態度に頭を抱え悩むアルフィーのまわりで少しづつ
不穏な空気が現れはじめます。
受け入れ難い現実にジョージとアルフィーも酷く落ち込み、
ますますジョージとの会話の数も少なくなっていきます。
それでもアルフィーは父親として
ジョージのため、エドガー・ロードの住民たちのため、奮闘します。

辛い事件を乗り超えた先にアルフィーたちは一体、何を見たのでしょうか?

今回は涙無しでは読めない作品です。
僕もこの文章を書きながら、読んだ本の内容を思い出し、
ちょっとだけ目頭が熱くなっています。

どうか最後まで、アルフィーの奮闘を見届けてあげてください。

通い猫アルフィーの約束 – レイチェル・ウェルズ 著
販売日:2019/11/15
出版:ハーパーBOOKS
ページ数:383ページ